ガイドAIにより執筆
BIツール5件を比較 無料で使える範囲と、公開リンクの設定で選ぶ
BIツールの5件、Power BI・Tableau・データポータル(Data Studio)・Metabase・Apache Supersetを比べた。クラウドか自社のサーバーか、無料で使える範囲、社内での共有のしかたに加え、インターネットに公開する機能の注意点を公式の資料でまとめた。
Excelで作っている月次の集計を、ブラウザで開けるダッシュボードにしたい。そう考えてBIツールを探すとき、最初に決めておきたいのは、ツールの名前より「だれに見せるか」ではないだろうか。
自分だけが見るのか、社内で共有するのか、社外にも公開するのか。見せる範囲によって、必要なライセンスも、気をつける設定も変わる。大全に掲載しているBIツールから、よく比べられる5件を選び、公式の資料で確認できた記載だけで並べた。
5件は、置き場所と無料の範囲で分かれる

| サービス | 提供の形 | 無料で使える範囲 | 有料の形 |
|---|---|---|---|
| Power BI | クラウドのPower BIサービス、Windowsのアプリ(Power BI Desktop)、自社のサーバー(Power BI Report Server) | Power BI Desktopは無料。サービスの無料のライセンスは、自分で作ったコンテンツを使う範囲 | 利用者ごとのPro・Premium Per Userと、容量のライセンス |
| Tableau | クラウドのTableau Cloud、自社のサーバー(Tableau Server)、デスクトップのアプリ | 無料のTableau Public(保存した作品は誰でも見られる)と、Tableau Desktop Public Edition | サブスクリプション |
| データポータル(Data Studio) | クラウド | レポートを無料で作って共有できる | チーム向けの有料版のPro(30日間の無料試用) |
| Metabase | 自社のサーバー(オープンソース版)か、Metabaseが運用するクラウド | オープンソース版 | Starter・Pro・Enterprise(14日間の無料試用) |
| Apache Superset | 自社のサーバー(オープンソース) | すべて無料(Apache License) | なし |
無料で始めやすいのは、データポータルと、オープンソースのMetabaseとSupersetである。
ただし、オープンソースの2件は自社のサーバーに入れて動かす形で、サーバーの用意と更新は自社の仕事になる。
Power BIの無料のライセンスで作れるのは、自分のためのレポートまで。同僚と共有するには、原則として共有する側も見る側もPro以上のライセンスが要る。組織が容量のライセンス(Premiumの容量やFabricのF64以上)を買い、そこにコンテンツを置く場合に限って、無料のライセンスの人にも配れる。
Microsoft 365を使っている会社は、いまの契約にPower BIのライセンスが含まれていないかを先に見ておきたい。公式のドキュメントも、最初にそこを見るよう案内している。無料の範囲が広いサービスの一覧は、特集「無料プラン」にまとめている。
社内で共有するときは、権限の単位を見る
社内で共有する段階になると、差が出るのは「どの単位で見せる範囲を分けられるか」である。
データポータルは、Googleのアカウントやグループを招待し、閲覧者か編集者の役割を付けて共有する。Google Workspaceの管理者は、組織の外への共有を制限できる。有料のProでは、レポートとデータソースが個人ではなく組織のものになり、Google Cloudのプロジェクトにつなげば、作った人が退職しても使い続けられる。
Power BIでは、Pro以上のライセンスを持つ人どうしでワークスペースを共有し、共同で作業する。
Metabaseは、有料のProで行と列の単位の権限、シングルサインオン、2段階認証の必須化、IPアドレスの許可リスト、利用の監査が加わる。Supersetは、Admin・Alpha・Gamma・sql_labといった役割に加え、データベースごとにアクセスを与える仕組みだ。
なぜ単位が大事なのか。
営業の数字は部門ごとに分けて見せたい、人件費のデータは一部の人だけに見せたい、という場面は多い。行の単位の権限があれば、同じダッシュボードのまま、見る人ごとに表示する行を変えられる。権限が粗いツールでは、見せる範囲ごとにダッシュボードを複製することになり、数字の食い違いの元になりやすい。シングルサインオンに対応したサービスは特集「シングルサインオン」で探せる。
公開リンクは「誰でも見られる」が前提
5件とも、作ったグラフやダッシュボードを社外に見せる機能がある。公式の資料にある注意は、次のとおりだ。
| サービス | インターネットに公開する機能 | 公式の資料にある注意 |
|---|---|---|
| Power BI | Webに公開 | 認証なしで誰でも見られ、レポートに出していないモデルの元データにもアクセスできる。管理者が組織の設定で許可したときだけ使える |
| Tableau | Tableau Publicへの保存 | 保存した作品は非公開にならず、誰でもビューを操作し、ワークブックやデータソースをダウンロードできる |
| データポータル | リンクの共有(一般公開) | レポートに埋め込んだデータソースにも、リンクを知る人なら誰でもアクセスできる |
| Metabase | 公開リンク | 作れるのは管理者だけ。公開の共有は最初からオンになっている |
| Apache Superset | 匿名の閲覧者へのPublicの役割 | 設定でPublicの役割を割り当て、データセットの権限も与えたときだけ見られる |
意外なのは、Metabaseで公開の共有が最初からオンになっていることだ。
公開リンクを作れるのは管理者に限られる。それでも、使う予定がないなら、管理の設定でオフにしておくと安心だろう。いったんオフにしてから再びオンにすると、前に作った公開リンクはそのまま使える状態に戻る点も覚えておきたい。
一方、Power BIとデータポータルに共通するのは、画面に出していないデータまで外から見られる場合がある点である。グラフに集計した数字だけを見せたつもりでも、元になったデータに手が届く。公開する前に、元のデータに個人の情報や取引先の名前が入っていないかを見直したい。
自社のサーバーで動かすなら、更新が運用の中心になる
MetabaseやSuperset、Tableau Server、Power BI Report Serverのように自社のサーバーで動かす形は、データを社外に出さずに済む。その代わり、ソフトの更新は自社が受け持つ。
つまり、ソフトの代金が無料でも、運用の手間まで無料になるわけではない。
Metabaseのクラウド版は、設定やバックアップ、更新をMetabaseが担うと料金ページで説明している。
更新が遅れると何が起きるか。情シスのミカタでは、社内で使うBIツールの脆弱性が公表されていたなか、第三者に不正なアカウントでデータベースを検索された例を報じている。修正の適用が攻撃に間に合わず、個人情報が漏れた別の例もある。
自社で運用するなら、導入と同時に決めておきたいことが3つある。公式のセキュリティの告知を追う担当、BIツールがデータベースにつなぐアカウントの権限、そしてサーバーを社外からどこまでつながる場所に置くか。どれも、ツールを選ぶ前に社内で話し合える。
まずは、ダッシュボードで見せたい数字を3つ書き出し、それぞれを「自分だけ」「社内」「社外」のどこまで見せるかを決めたい。見せる範囲が決まれば、5件のうち候補は2つか3つに絞れる。
よくある質問
無料で使えるBIツールはどれか?
5件のうち、Apache Supersetはすべて無料のオープンソースで、Metabaseにも無料のオープンソース版がある。どちらも自社のサーバーで動かす。データポータルは、レポートを無料で作って共有できる。Power BIはPower BI Desktopが無料で、Power BIサービスの無料のライセンスは自分で使う範囲に限られる。Tableauは、Tableau PublicとTableau Desktop Public Editionが無料。Tableau Publicに保存した作品は公開される。
Tableau Publicは会社の資料に使えるか?
Tableau Publicに保存した作品は誰でも見られ、ワークブックやデータソースもダウンロードできる。公開してよいデータだけに使うのが前提だ。非公開のデータを扱うなら、ワークブックを手元に保存できる無料のTableau Desktop Public Editionを使うよう、公式のヘルプは案内している。
ExcelのピボットテーブルとBIツールは何が違うか?
BIツールは、データベースやクラウドのサービスに直接つなぎ、データの更新に合わせてグラフも新しくなる形で使う。ファイルを配る必要がなく、複数の人が同じ画面で同じ数字を見られる。集計の手順を一度作れば、毎月の作り直しが要らないのも違いだ。
公開リンクを作ってしまったときは、どう止めるか?
Power BIは、ワークスペースの設定にある「埋め込みコードの管理」で埋め込みコードを削除すると、そのリンクが使えなくなる。Metabaseは、管理の設定で公開の共有をオフにできる。ただし再びオンにすると、前のリンクは使える状態に戻るため、個別のリンクも無効にしておきたい。データポータルは、共有の設定でリンクの設定を変える。
出典
- Power BI サービスのユーザーごとのライセンス(Microsoft Learn)
- Power BI Desktop を取得する(Microsoft Learn)
- Power BI から Web に公開する(Microsoft Learn)
- Power BI Report Server とは(Microsoft Learn)
- ワークブックを Tableau Public に保存する(Tableau ヘルプ)
- Tableau Server のインストールと構成(Tableau ヘルプ)
- データポータル Pro について
- 他のユーザーを招待してレポートを共有する(データポータル)
- Metabase Pricing
- Public sharing(Metabase ドキュメント)
- Security(Apache Superset ドキュメント)
この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。