公開 更新 ガイド執筆・監修 佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
QuickBooksは日本で使えるか 国内の会計ソフトと比べて選ぶ
米IntuitのQuickBooks Onlineは日本からも申し込め、画面を日本語にできる。ただし、日本のインボイス制度と電子帳簿保存法への対応は日本向けのページに無い。海外の会計ソフト3件と国内の3件を、画面の言語、外貨、日本の制度で比べる。
「QuickBooks」を調べている人の多くは、海外の本社や取引先から、この名前を聞いたのだろう。QuickBooks Onlineは、米国のIntuitが出しているクラウド会計ソフトで、日本からも申し込める。画面も日本語にできる。
ただし、日本の消費税のインボイス制度と電子帳簿保存法への対応は、日本向けのページに書かれていない。日本で申告する帳簿をどの製品で付けるかは、この点を見て決めることになる。
日本からはグローバル版に申し込む
QuickBooks Onlineは、国と地域を選んで申し込む形をとる。日本を選ぶと、日本語の案内ページから「グローバル版」に申し込める。30日間の無料トライアルがあり、プランは4つ。使える人数はSimple Startが1人、Essentialsが3人、Plusが5人、Advancedが25人で、複数の通貨を扱えるのはEssentials以上だ。

画面の言語は、日本語を含む11の言語から選べる。この切り替えはグローバル版の機能で、米国版には無い。一方、ヘルプとサポートの記事は、すべて英語で書かれている。帳簿の食い違いを見つけるAIの機能も、今のところ答えは英語で返す。
税の機能として日本向けのページに並ぶのは、「GSTおよびVATの追跡」だ。日本の適格請求書の決まりや、電子帳簿保存法には触れていない。
6件を、画面の言語と外貨と日本の制度で比べる
海外で広く使われる会計ソフトと国内の会計ソフトを並べると、次のとおり(2026年11月3日時点の各社の公式サイトによる)。
| 製品 | 画面の言語 | 外貨の取引 | インボイス制度と電子帳簿保存法 |
|---|---|---|---|
| QuickBooks Online | 画面の言語日本語を含む11の言語(グローバル版)。ヘルプは英語だけ | 外貨Essentials以上のプランで扱える | 日本の制度日本向けのページに記載なし |
| Xero | 画面の言語日本向けのページは無い。日本語の画面は公式サイトで確認できず | 外貨Premiumのプランで扱える | 日本の制度公式サイトで確認できず |
| Oracle NetSuite | 画面の言語日本語を含む27の言語 | 外貨190以上の通貨 | 日本の制度日本向けの追加機能で対応 |
| freee会計 | 画面の言語英語の画面は公式サイトで確認できず | 外貨円に換算して記帳。管理は公式の拡張アプリで | 日本の制度対応をうたう |
| マネーフォワード クラウド会計 | 画面の言語英語の画面は公式サイトで確認できず | 外貨公式サイトで確認できず | 日本の制度対応をうたう |
| 弥生会計 Next | 画面の言語英語の画面は公式サイトで確認できず | 外貨公式サイトで確認できず | 日本の制度対応をうたう |
国内の3件は、どれもインボイス制度と電子帳簿保存法への対応を公式にうたう。その一方で、英語の画面と外貨の扱いは、公式サイトに書かれていないものが多い。freee会計は、外貨の取引を発生した日のレートで円に換算して記帳し、管理には公式の拡張アプリを使う。マネーフォワードは、別の製品のクラウド連結会計なら、画面を英語に切り替えられる。
また、海外の3件のうち、日本の制度への対応を書いているのはNetSuiteだけだ。日本版の画面は日本語で、日本向けの手引きには、合計請求書、締め日と支払期日に合わせた請求、消費税のレポートが並ぶ。インボイス制度と電子帳簿保存法には、日本向けの追加機能(Japan Localization SuiteApp)で応える。4件の掲載は比較のページでも見比べられる。
会社の形から選ぶ
本社がQuickBooksを使っている外資系の日本法人なら、まず分けて考えたい。本社へ出す数字をQuickBooksに入れることと、日本で申告する帳簿を付けることは、別の仕事になる。日本の帳簿は、日本の制度への対応を公式にうたう国内の会計ソフトで付けると、確かめる手間が少ない。どの形にするかは、顧問の税理士と先に決めておく。
海外に子会社がいくつもあり、連結の数字まで1つの仕組みでまとめたい会社には、NetSuiteが候補になる。複数の会社の取引を、現地の通貨と本社の通貨の両方で計上し、連結の財務諸表を作れる。
海外との取引が少しある国内の会社なら、国内の会計ソフトのまま、外貨の取引を円に換算して記帳する形で足りることが多い。外貨の扱いを機能で比べたいときは、各社の窓口に、自社の取引の形で問い合わせておきたい。
よくある質問
QuickBooks Onlineは日本語で使えるか?
グローバル版なら、画面を日本語にできる。設定の「詳細」にある言語の欄で切り替える。ただし、ヘルプとサポートの記事は英語だけになる。
QuickBooksで、日本の申告に使う帳簿を付けられるか?
日本向けのページは、インボイス制度にも電子帳簿保存法にも触れていない。そのため、申告に使えるかは公式サイトからは分からない。使う前に、顧問の税理士に相談したい。
Xeroは日本で使えるか?
Xeroの会社案内は、180以上の国で使われていると書く。一方、日本向けのページは無く、日本の税制への対応も公式サイトに見当たらない。
出典
- 中小企業向け会計ソフトウェア(Intuit QuickBooks)
- プランと価格設定(Intuit QuickBooks)
- Intuit QuickBooks Online Language Support(QuickBooks)
- Change language in QuickBooks Online(QuickBooks)
- Use multiple currencies(Xero)
- Pricing plans(Xero)
- About Xero(Xero)
- グローバル経営管理(Oracle NetSuite)
- Japan Edition(NetSuite Applications Suite)
- Support for Japan Qualified Invoicing System(NetSuite Applications Suite)
- Support for Electronic Bookkeeping Act(NetSuite Applications Suite)
- Japan Help Topics(NetSuite Applications Suite)
- 新設法人向け freee会計(freee)
- 外貨取引を登録する(freeeヘルプセンター)
- マネーフォワード クラウド会計(マネーフォワード)
- 表示言語を切り替える方法(マネーフォワード クラウド連結会計)
- 法令改正対応(弥生会計 Next)
この記事は、公式の発表をもとに、人が監修しながらAIを活用して執筆しています。執筆と監修は佐々木 航(株式会社Game)が担い、公開した記事も人が確認しています。記事の中身の責任は編集部が負います。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。直したときは、記事の末尾に更新の行を残します。