新機能・アップデートAIにより執筆
Azure DevOps Server 26H2のRC公開、TFS 2017は2027年1月まで
自社のサーバーで動かす開発基盤Azure DevOps Serverの新しい版「26H2」を、Microsoftが2026年10月27日にリリース候補(RC)として公開した。TFS 2015以降から直接上げられ、正式版へも直接上げられる予定だ。あわせて、TFS 2017の延長サポートが2027年1月12日に終わると案内した。
Team Foundation Server(TFS)2017の延長サポートは、2027年1月12日で終わる。1
TFSの後継製品Azure DevOps Serverでは、次の版「26H2」のリリース候補(RC)が出た。Microsoftが2026年10月27日に公開し、同じブログでこの期限もあわせて案内している。期限を過ぎると、TFS 2017は技術サポートを受けられない。
TFS 2015以降なら、RCへ直接アップグレードできる。RCから正式版(RTW)へも、直接アップグレードできるようにするとMicrosoftは説明する。
Microsoftは「TFS 2017かそれより前の版を動かしているなら、最新のAzure DevOps Serverへ上げることを強く勧める」と呼びかけた。
新機能は、クラウド版で先に出たもの
Azure DevOps Serverは、作業管理のBoards、GitのRepos、CI/CDのPipelines、手動テストのTest Plans、パッケージ共有のArtifactsをまとめて自社で動かす製品だ。Microsoftによると、中核のサービスはクラウドのAzure DevOps Servicesと同じで、サーバーと保守を自社で受け持つ点が違う。データを社内に置きたい組織や、独自のカスタマイズが要る組織向けだ。
26H2にも、クラウド版で先に提供した機能を入れたという。ブログが新機能として挙げたのは、次の4項目。
- Azure Boardsの画面のデザインを改めた。機能はそのままで、表示を速くし、アクセシビリティを高めた。
- プルリクエストを作るときのブランチの一覧に「Targets」の区分が加わり、設定したターゲットブランチが並ぶ。
- パイプラインの実行を取り消してもジョブやステージが動き続けるとき、その理由を警告で示す。ステージが飛ばされた理由も分かる。
- テストの実行結果を見る「Test Run Hub」を新しくした。テスト中に撮った画像を結果のページで見られ、パイプラインのログから該当する実行へ直接移れる。
現場で効くのは、3つ目だろう。取り消したはずのデプロイが止まらないとき、YAMLの条件を読み直さなくても、答えは実行の画面に出る。
ただし、リリースノートには前の版と同じ題の項目も混じっている。ブログのコメント欄で利用者がこれを指摘し、Microsoftの担当者は「製品チームに回した」と答えた。26H2の新機能を社内で説明するなら、ブログの4項目から読むと取り違えが少ない。
移る先のサポートは、期限から追従へ
意外なのは、移る先のAzure DevOps Serverが、10年で区切る固定のサポートをやめたことだ。
TFSと、2022までのAzure DevOps Serverは、固定ライフサイクルポリシーに従う。最初の5年がメインストリームサポート、次の5年が延長サポートで、延長サポートの間は重要なセキュリティ更新だけが出る。同じTFS 2017でも、延長サポートの対象はUpdate 3。
一方、2025年12月に正式版が出た、年の付かないAzure DevOps Serverは、モダンライフサイクルポリシーに従う。サポートの終了日は決まっていない。条件は、利用者が最新版と要件に追従していること。Microsoftはこの版を、リリースノートで25H2とも呼んでいる。
| 版 | ライフサイクル | 延長サポートの終わり |
|---|---|---|
| TFS 2015 | 固定 | 2025年10月(終了) |
| TFS 2017 | 固定 | 2027年1月12日 |
| TFS 2018 | 固定 | 2028年1月 |
| Azure DevOps Server 2019 | 固定 | 2029年4月 |
| Azure DevOps Server 2020 | 固定 | 2030年10月 |
| Azure DevOps Server 2022 | 固定 | 2033年1月 |
| Azure DevOps Server(25H2以降) | モダン | 定めなし(最新版への追従が条件) |
TFS 2017から移るなら、延長サポートが2033年1月まで続く2022で据え置くか、最新版へ移って上げ続けるか。ただ、2022もメインストリームサポートは2028年1月に終わる。最新版を選べば、更新は一度きりの移行ではなく、版が出るたびの仕事になる。
自社で動かすほかの開発基盤との違い
大全に載る自社運用の開発基盤と比べると、Azure DevOps Serverは手動テストの管理まで一つの製品に入っている。
GitLabはソース管理とCI/CDに、パイプラインの中のセキュリティスキャンを組み合わせる。Bitbucket Data CenterはGitのリポジトリの自社運用が中心で、Redmineはチケットで課題を管理するオープンソースのソフトだ。掲載データで手動テストの管理を主な機能に挙げているのは、この4つではAzure DevOps Serverだけ。Test Run Hubの刷新は、この部分の改良だ。
動かす環境にも差がある。Azure DevOps Serverは64ビット版のWindowsでだけ動き、データベースにSQL Serverを使う。要件のページによると、今の版が対応するサーバーOSはWindows Server 2025と2022、SQL Serverは2025と2022だ。TFS 2018でさえ、対応するサーバーOSはWindows Server 2016までだった。TFS 2017から移るなら、OSとSQL Serverの入れ替えから始まる会社が多いだろう。
RCはテスト環境で、正式版までに段取りを
では、TFS 2017の会社は、26H2の正式版を待つべきだろうか。
Microsoftは、正式版まで本番のサーバーを上げずに待つなら、テスト用の環境でRCを試すのが「よい第一歩」だとしている。移行を一度通しておけば、正式版が出てからの作業を見積もりやすい。
前の版は、RCの公開が2025年10月7日で、正式版は12月9日だった。26H2の正式版の時期は、まだ案内されていない。同じ間隔なら、TFS 2017の期限の直前になるかもしれない。
アップグレードの手引きは、すべてのデータベースのバックアップを取り、検証用の環境で予行演習するよう勧めている。作業の間、サーバーはオフラインになる。TFS 2013以前は、先にTFS 2015へ上げる必要がある。なお、要件のページは2025年12月の更新のままで、26H2の要件はまだ載っていない。
TFS 2017から切り替える日は、1月12日より前に置きたい。RCは、その日取りを決めるための材料だ。
注
-
日付はMicrosoftのブログによる。ライフサイクルのページは日付を太平洋時間で示し、日本から開くと2027年1月11日と表示された。表のほかの版は月までにした。 ↩
出典
- Azure DevOps Server RC (26H2) Is Now Available(Azure DevOps Blog)
- Azure DevOps Server Release Notes (26H2)(Microsoft Learn)
- Azure DevOps Server Release Notes(Microsoft Learn)
- Azure DevOps Server Product Lifecycle and Servicing(Microsoft Learn)
- Modern Lifecycle Policy(Microsoft Learn)
- Azure DevOps Server - Microsoft Lifecycle
- Visual Studio Team Foundation Server 2017 - Microsoft Lifecycle
- Visual Studio Team Foundation Server 2015 - Microsoft Lifecycle
- Visual Studio Team Foundation Server 2018 - Microsoft Lifecycle
- Azure DevOps Server 2019 - Microsoft Lifecycle
- Azure DevOps Server 2020 - Microsoft Lifecycle
- Azure DevOps Server 2022 - Microsoft Lifecycle
- Requirements for Azure DevOps on-premises(Microsoft Learn)
- Upgrade your deployment to the latest version of Azure DevOps Server(Microsoft Learn)
- What is Azure DevOps?(Microsoft Learn)
この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。