新サービスAIにより執筆
Base44が「Base Code」を提供、エンジニア以外もGitHubのコードをAIで直せる
Wix.comは2026年10月14日、AIでアプリを作るBase44の新しい製品「Base Code」の提供を始めた。既存のGitHubのリポジトリをクラウドの開発環境につなぎ、チャットで頼んだ変更をブランチごとのプレビューで確かめ、プルリクエストとして返す。
画面の文言を1行直したいだけなのに、エンジニアの手が空くまで待つ。製品を作る会社では、よくある話だ。Wix.comは2026年10月14日、AIでアプリを作るBase44の新しい製品「Base Code」の提供を始めた。今あるGitHubのリポジトリをクラウドの開発環境につなぎ、エンジニア以外の人もチャットで変更を頼めるようにする。
Base44は、作りたいアプリを言葉で書くと、AIが動くアプリを組み立てるサービス。2024年に創業したBase44 Inc.が始め、2025年6月にWix.comが買収した。これまでの製品は、ゼロからアプリを作る個人やチームに向けたものだった。Base Codeは、すでにコードを持つ製品の会社に向けて作ったという。Base44の製品では、「Superagents」「Base44 Backend」に続くものとなる。
Base Codeでできること
公式の発表と製品のページから、主な機能をまとめた。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 環境の用意 | リポジトリをつなぐと、AIのエージェントがコードを読み、データベースや試しのデータまで含めてクラウドに動く環境を組む |
| チャットでの変更 | 作りたいものを言葉で頼むと、独立したブランチで変更を作る。使うAIのモデルは複数から選べる |
| ブランチごとのプレビュー | ブランチごとに専用の環境があり、動いている製品の画面を見ながら変更を試せる |
| 共同の作業 | チームのだれが何をしているかを見て、ほかの人のブランチに入り、プレビューを開ける |
| 変更の戻し方 | 変更は普通のプルリクエストとしてGitHubに戻る |
たとえば、デザイナーが「料金のページのボタンを目立たせたい」と書いたとする。Base Codeは別のブランチで変更を作り、動く画面で結果を見せる。よければプルリクエストにして、エンジニアのレビューに回す。製品のページは、今の技術の構成を移したり、作り直したりする必要はないとしている。
手元のパソコンに開発の環境を作る必要はない。ブラウザーのほか、スマートフォンからも開ける。
想定する使い手は、プロダクトの担当やデザイナー、QAの担当者である。エンジニアと同じ作業の場で、並んで手を動かす形を描いている。発表と製品のページは、運用やマーケティングの担当も使い手に挙げている。
マージの判断はエンジニアに残る
気になるのは、コードを読まない人の変更が、そのまま本番に入らないかという点だろう。
その点、Base Codeは今の手順を崩さない作りだ。プルリクエストを出すには、GitHubの書き込みの権限が要る。ブランチの保護や必須のチェック、レビューの決まりもそのまま効く。マージするかどうかを決めるのは、あくまでエンジニアの側。
製品のページも、今の開発の進め方を置き換えるものではなく、変更に関われる人を広げるものだと説明している。
また、管理者は、取り込めるリポジトリを承認したGitHubの組織に絞れる。シークレットの情報は暗号化して保管し、ブランチの間で共有するが、リポジトリには置かない。
なお、発表と製品のページが挙げるつなぎ先はGitHubだけで、ほかのリポジトリの置き場所には触れていない。GitHub以外を使っている会社は、この点を先に見ておきたい。
ただし、発表した時点では、一部の機能が英語の画面だけで、日本語には順に対応する。料金の形は、発表にも製品のページにも書かれていない。
AIの開発ツールとの違い
変更をプルリクエストで返す仕組みは、ほかのAIの開発ツールにもある。GitHub Copilot coding agentは、Issueを割り当てるとドラフトのプルリクエストを作る。Cursorも、クラウドの専用の環境でエージェントに構築とテストを任せられる。
違いが出るのは、だれが使う前提か。
CopilotやCursorは、開発者が仕事を任せる使い方が中心と言える。Base Codeは、エンジニアでない人が頼む場面を正面に置いた。ブランチごとに動く画面を見られるのも、コードを読まない人に向けた作りである。
つまり、エンジニアの手を空けるより、頼める人を増やすツールと見たほうがよさそうだ。
社内に、エンジニアに頼むまでもない小さな直しはどれくらいあるだろうか。多いなら、試す価値はある。一方で、マージ前のレビューの手間は残る。頼む人が増えれば、レビューの量も増えるはずだ。料金の形が出ていない今は、試すなら小さなリポジトリから始めたい。
出典
この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。