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新機能・アップデートAIにより執筆

BricsCAD V27、STEPやNavisworksのファイルを直接読み込める

DWG形式のCADソフト「BricsCAD」のV27が2026年10月20日に公開された。STEPとIGES、FBXの読み込みが追加費用なしでProに入り、BIMツールセットはNavisworksのファイルを読み込めるようになった。寸法記入のクリックを減らす改良や、米国以外の利用者に限ったダイナミックブロックの編集もある。

取引先から届くSTEPやIGESのデータを開くのに、変換ツールを別に用意していないだろうか。DWG形式のCADソフト「BricsCAD」は、新しい版のV27でこの手間を減らした。STEPとIGES、FBXの読み込みが追加費用なしでBricsCAD Proに含まれるようになった。

提供は10月20日に始まった。開発元のBricsysは2026年3月からOctaveの名前で事業を進めていて、製品名もOctave BricsCADに改めた。発表によると、V27は利用者の声をもとに、待ち時間や繰り返しのクリック、図面の修復、アプリ間のデータの受け渡しにかかる時間を減らす改良を重ねた。利用者が「作業方法を変更することなく」、日々の作業を速く進められるようにしたという。

届いたデータを、変換を挟まずに開く

V27では、ほかのソフトから届くデータの読み込みに多くの手が入った。

STEPとIGES、FBXの読み込みは、3次元の設計ができるPro以上の製品レベルに入る。新機能のページは、STEPとIGESについて「追加の変換ツールを購入するコストを削減できます」と書いている。機械設計向けのMechanicalツールセットには、機械CADのデータを変換する機能も入った。取り込んだ板金モデルに不具合があれば、新しい専用のパネルで見つけて、その場で直せる。

建物を扱うBIMツールセットでは、Autodesk NavisworksのNWDやNWCのファイルを読み込めるようになった。調整を済ませたプロジェクトのモデルを、DWGの環境で作り直さずに使える。

IFCの読み込みも、大きく複雑なモデル向けに作り直された。少し誤りを含むファイルも、手直しせずに取り込みやすくなっている。IFCに含まれる位置情報を使い、モデルを共有のプロジェクト座標へ自動で置くこともできる。新機能のページでは、この位置合わせの例としてAutodesk RevitとCivil 3Dのモデルが挙がっている。

設計の現場に届くデータは、相手によって形式が違う。機械の部品と建物のモデルとでは、受け取るファイルの種類がまるで変わる。形式が増えるたびに、変換ツールの費用と手順が上乗せされてきた会社もあるだろう。

つまり、V27はその受け口をBricsCADの中に広げた版だ。

製図と測量で、待ち時間とクリックを減らす

2次元の製図では、待ち時間を減らす改良が目立つ。拘束ソルバーの更新で、拘束の多い大きな図面は条件によって約70%速く処理できるという。図面を開くと、Drawing Healthがバックグラウンドで問題を探し、修復の手順を示す。発表で紹介されたテストでは、10MBを超えていた見本の図面が3MB強まで小さくなった。

さらに、寸法記入のQuick Dimensionはブロックやペーパー空間でも使えるようになった。コマンドの途中で寸法スタイルやレイヤーを切り替えられ、大きな図面では寸法を入れるクリックが最大75%減るとしている。

意外なのは、ダイナミックブロックの作成と編集に完全対応しながら、使えるのを米国以外の利用者に限った点だ。

対象はLite以上の製品レベル。新機能のページは、これで「移行が簡素化されます」とうたう。ダイナミックブロックを多く使った図面を抱え、乗り換えを考える会社には見逃せない変更だろう。日本の利用者は使える。米国を外した理由に、ページは触れていない。

測量の機能はProに含まれる。点群のデータは最大80%まで軽くでき、メッシュにも直接変換できる。測量コードから線を自動で描く機能も加わり、テストでは数時間かかっていた作業が1分未満で済んだという。

AIのチャット「BricsCAD Assist」も、関係するコマンドや設定まで案内するよう手が入った。チャットで手順を聞ける機能は、機械設計のCreoにもある。

ライセンスの形とOSで違いが出る

同じDWG形式の図面を扱うCADは、ほかにもある。掲載データから、AutoCADとDraftSightを並べた。

項目 BricsCAD AutoCAD DraftSight
図面の形式 DWGをそのまま読み書き DWG。Web版とモバイル版でも編集できる DWGやDXF、DGNをそのまま編集
ライセンス 1年か3年のサブスクリプション、永続ライセンス サブスクリプション 年額のライセンス
動く環境 Windows、Mac、Linux Windows、Mac、Web、iOS、Android Windows、Mac
3次元とBIM Pro以上で3次元、BIMツールセットでBIM 3次元のモデリング。業種別ツールセットはAutoCAD Plus 2次元が中心、Premiumで3次元の設計

3製品ともDWGの図面を直接扱えるため、差はライセンスの形と動く環境に出る。掲載データの範囲では、永続ライセンスを選べるのも、Linuxで動くのも、3製品のうちBricsCADだけだ。同じ版を長く使い続けたい会社や、Linuxの端末で設計する部署には、この2点が選ぶ理由になる。

ただし、システム要件のページによると、Linux版は3次元グラフィックスのハードウェアアクセラレーションに対応していない。点群や大きな3次元モデルを扱うなら、WindowsかMacで動かすほうが無難だろう。なお、Mac版のV27はIntelとAppleシリコンのどちらでもネイティブに動く。

一方、外出先のスマホやタブレットで図面を開いて直す場面が多いなら、Web版とモバイル版をそろえたAutoCADのほうが向いている。

体験版で、ふだん届くファイルを開いてみる

30日間の無料体験版では、BIMとMechanicalの両方を含むBricsCAD Ultimateを使える。試すなら、取引先から実際に届くSTEPやIFC、NWDのファイルを用意したい。開けるかどうかに加えて、どの製品レベルで足りるかも見えてくる。

ライセンスは、1年か3年のサブスクリプションと永続ライセンスから選ぶ。永続ライセンスを新しく買うとBricsCAD Maintenanceが1年付き、2年目からの更新は任意となる。手元の永続ライセンスのアップグレードは3つ前の版まで対応するので、古い版を使っている会社は先に版を見ておくと安心だ。同時に使う人数で数えるネットワークライセンスは、自社でライセンスサーバーを用意する必要がある。金額はBricsCADのストアに載っている。

名前がOctaveに変わったあとも、ライセンスの仕組みとサポートの窓口は変わらないという。

取引先から届くファイルのうち、いま変換ツールで形式を変えてから開いているものを一度数えてみるとよい。その数こそ、V27を試す価値を測るいちばん手近な物差しになる。

出典

この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。