新機能・アップデートAIにより執筆
ERPNext v16.52.0、工程ごとに品目を作る製造の画面を見直し
オープンソースのERP「ERPNext」は2026年10月21日、v16.52.0を公開した。工程ごとに途中の品目を作って在庫に入れる設定の名前を「Produce an Item at Each Operation」に改め、部品表と作業票に手順の案内を加えた。既存の部品表や製造指図はそのまま使える。
鋼板を切ってから塗る。その途中の品を、在庫として数えたい工場は少なくない。オープンソースのERP「ERPNext」は2026年10月21日、v16.52.0を公開した。工程ごとに品目を作る製造の設定で、画面の名前と手順の案内を見直している。
これまで「Track Semi Finished Goods」と呼んでいた設定は、「Produce an Item at Each Operation」に名前が変わった。
名前は長くなったが、何をする設定かは読み取りやすくなった。
ERPNextは、インドのFrappe Technologiesが開発する。会計や在庫、販売、製造などを1つにまとめたERPで、自社のサーバーで動かせる。
部品表と作業票で変わったこと
この設定では、工程ごとに出来上がる品目を決め、在庫に入れてから次の工程で使う。製造指図を提出すると、工程ごとに作業票が1枚ずつできる。作業票で出来高を記録すると、その工程の原材料を払い出し、出来た品目を倉庫に入れる伝票が作られる。最後の工程の出来高を記録した時点で、製造指図は完了。
今回の版で、関わる3つの画面が次のように変わった。
| 画面 | 変わったこと |
|---|---|
| 部品表(BOM) | 工程の表の下に「Steps」を置き、原材料がそろっているかを工程ごとに見せる。最後の工程は自動で選ぶ。工程の不備は「Fix These Steps」という知らせにまとめて出す |
| 製造指図(Work Order) | 設定の名前をそろえ、工程の欄を「Output Item」「Output Item BOM」と呼ぶ |
| 作業票(Job Card) | 材料の移動、作業の開始、完了、提出の順に案内する。材料を移す前に在庫を調べ、作業が終わるまで提出のボタンを出さない。出来高は「Record Output」の画面で記録する |
目立つのは、作業票の変化。
つまり、迷いやすかった手順を画面が順に示すようになった。これまでは、出来高を記録するかどうかを「はい・いいえ」で尋ねていた。新しい画面では、何を押せばよいかを知らせの文で伝える。
なお、公式マニュアルは、変わったのは画面の名前だけで、既存の部品表や製造指図、作業票はそのまま動くと説明している。この設定を使えるのはv16から。同じ日に出たv15.124.0には入っていない。
自社のサーバーで動かしている場合は、更新の前にデータの控えを取っておきたい。
どんな工場に向く設定か
マニュアルが挙げる使いどころは、途中の品目をそれだけで保管したり、数えたり、売ったりしたい場合である。工程ごとに担当の人や機械が違い、作業の時期がずれる工場にも合う。作りかけの品が在庫の帳票に出るので、どこで止まっているかを追いやすい。
また、外注との相性もよい。工程を1つ外注に指定すると、その作業票から外注先への発注書を作れる。塗装やめっきだけを外に出す工場なら、試す価値はありそうだ。
ただし、1回の作業で製品まで仕上げる場合は要らない。工程ごとの時間と原価だけを知りたい場合も同じだと、マニュアルは書いている。
今回の版には、ほかに報告書の手直しもある。品目のバリエーションを集計する報告書では、複数の品目や倉庫を選べるようになった。売上と仕入の推移を見る報告書にも、品目の絞り込みが加わった。
自社では、どこまで作った品を在庫として数えたいだろうか。そこが決まっていれば、この設定を使うかどうかは判断しやすい。一方、ERPを入れる前の検討の段階なら、同じくオープンソースのOdooと並べて比べる手もある。
出典
この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。