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新機能・アップデートAIにより執筆

Grafana 13.3が公開、画面の見た目を一新 ダッシュボードをまたいで使える変数も

Grafana Labsは2026年10月27日、Grafana 13.3を公開した。新しい配色や文字の見た目をパブリックプレビューで試せるほか、組織やフォルダーの中で使い回せる変数、調べた経過をまとめて共有するNotebooksが加わった。10件の脆弱性の修正も含む。

監視のダッシュボードが増えるほど、同じ変数を何枚にも作り直す手間がかさむ。Grafanaを開発するGrafana Labsは2026年10月27日、Grafana 13.3を公開した。

今回の目玉は、画面の見た目の見直しである。

主な新機能

13.3で加わった機能のうち、主なものは次のとおり。

機能 できること 提供の段階
見た目の刷新 新しい配色や文字の組み方、テーマに切り替える パブリックプレビュー
ダッシュボードをまたぐ変数 変数を一度定義し、組織全体かフォルダーの中で使い回す パブリックプレビュー
Notebooks パネルやExploreのクエリ、Assistantの調査結果を1つにまとめ、説明を添えて共有する パブリックプレビュー
Alertmanagerの設定の取り込み PrometheusやMimirのAlertmanagerの設定を、アラートのルールごと取り込む パブリックプレビュー
パネルごとの時間の設定 編集モードに入らずに、パネル単位で時間の範囲を変えたり、前の期間と比べたりする 一般提供
Assistantの変更の取り消し AIのAssistantが加えたダッシュボードの変更を、1回の操作で戻す 一般提供

見た目の刷新について、公式はこれまでで最も大きな見直しと説明する。まだパブリックプレビューの段階。

細かな改良も多い。

ヒストグラムや状態の推移の表示でも、クリックした値で絞り込むクロスフィルターが使えるようになった。並べ替えの変換は複数の項目で並べられ、パネルの説明を題の下に小見出しとして出す設定も加わった。Gitと同期したフォルダーでは、Markdownの文書をタブで開き、Mermaidの図もその場で描く。

実務で効きそうなのは、ダッシュボードをまたぐ変数だろう。「Dashboards」の「Variables」で管理し、使える範囲を組織全体か同じフォルダーの中かで選ぶ。環境や拠点の切り替えのように、どのダッシュボードにも置く変数をまとめて持てる。

障害の調べ方とアラートの移行

一方、障害を調べる場面にも手が入った。

Notebooksは、調べた経過を1つの文書にまとめ、根拠のパネルと説明を並べて共有できる。振り返りの資料を別に作る手間が減りそうだ。トレースの画面では、エラーや警告を含むスパンを知らせる表示も加わった。

また、Prometheusのアラートを自前で回してきた会社には、Alertmanagerの設定の取り込みが役に立つ。通知の行き先の振り分けや通知の設定を作り直さずに、Grafanaのアラートに移せる。

PrometheusやMimir、Lokiのアラートを管理する専用のプラグイン「Prometheus Alerting」も出た。Cloudではパブリックプレビュー、Enterpriseでは実験的な段階で、使うにはプラグインを入れ、管理の引き継ぎを有効にする。Grafanaで作ったアラートは、これまでどおり本体で扱う。

AIのAssistantには、ダッシュボードを作る前に計画を見せる機能が加わった。題やタブ、パネル、グラフの種類、変数の案をチャットで示し、直してから作らせる。こちらもパブリックプレビューである。

セルフホストで上げる前に

ただし、気をつけたい変更もある。

設定ファイルのconfig.iniでは、プラグインのマーケットプレイスの節の名前が「marketplace」から「plugins_marketplace」に変わった。古い名前のままだと設定が読まれないおそれがあるので、上げる前に見直しておきたい。

なお、リリースノートには10件の脆弱性の修正が並ぶ。自社のサーバーで動かしている場合は、早めの更新を考えたい。13.3と同じ日には、13.2.5や13.1.9、12.4.14といった既存の系列の更新も出た。すぐに13.3へ移れない場合は、使っている系列の最新の版に上げる手もある。

必須のラベルが無いアラートのルールを探すAlert Advisorや、PDFのレポートのヘッダーとフッターの設定は、CloudとEnterpriseだけが対象。無償版で使えるかどうかは、機能ごとの対象の表示を見ておきたい。

CloudとEnterpriseでは、権限の扱いも変わる。ロールを管理する人が、自分の持たない権限でも取り消せるようになった。ロールの管理をほかの人に任せている場合は、だれにその役目を渡すかを見直すよう、公式は勧めている。

自社のダッシュボードに、同じ変数はいくつ重なっているだろうか。オープンソースのPrometheusや、SaaSのDatadogとは、比較のページで並べて見られる。

出典

この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。