ガイドAIにより執筆
【2026年版】グループウェア5件を比較 施設予約、ワークフロー、データの保管場所で選ぶ
グループウェアは、総務の機能をどこまで標準で持つか、メールやWeb会議まで1つの契約にまとめるか、データをどこに置くかで差が出る。サイボウズ Office、Garoon、Google Workspace、Microsoft 365、LINE WORKSの5つを、公式サイトと公式ヘルプで比べた。
会議室の予約は紙の台帳、予定は各自の手帳、申請は紙の回覧。社員が増えるほど、だれがどこにいて、どの申請が止まっているのかが見えにくくなる。グループウェアは、こうした情報を1か所に集めるための仕組みだ。
ただ、同じグループウェアでも、製品ごとに得意な場面はかなり違う。
この記事では、サイボウズ Office、Garoon、Google Workspace、Microsoft 365、LINE WORKSの5つを、公式サイトと公式ヘルプで比べた。料金の金額は扱わず、料金の決まり方だけを並べている。
比べる前に決めておきたい4つのこと
グループウェアで差が出るのは、主に次の4つである。
| 見るところ | 決めておきたいこと |
|---|---|
| 総務の機能 | 施設の予約や掲示板、申請と承認を、最初から使いたいか |
| メールと会議 | メールやWeb会議、オフィスの文書まで1つの契約にまとめたいか |
| 置き場所 | クラウドだけでよいか、自社のサーバーに置きたいか、データを国内に置きたいか |
| 使う人 | 机の前で使うか、スマホが中心の現場か、社外の人とやり取りするか |
いちばん先に決めたいのは、メールをどうするかだろう。
すでにGmailやOutlookで会社のメールを回しているなら、Google WorkspaceかMicrosoft 365の上に機能を足す形が自然だ。メールを別のサービスで持っていて、予定の共有と申請の電子化を急ぎたいなら、総務の機能を最初からそろえたサイボウズの2製品が候補に入る。
一方、店舗や工場、介護の現場のように、社員の多くがパソコンを持たない会社もある。その場合は、スマホで使いやすいかを先に見たほうが、導入の後に使われなくなる心配が減る。
社外とのやり取りの量も見ておきたい。取引先や協力会社と連絡や予定を共有する機会が多いなら、社外の人を招けるかどうかで使い勝手が大きく変わる。
5つのサービスの機能を比べる
公式の機能一覧で、総務の機能と、メールや会議の機能を並べた。
| サービス | 施設予約と掲示板 | 申請と承認 |
|---|---|---|
| サイボウズ Office | スケジュールの中で施設を予約。掲示板は標準 | ワークフローは標準 |
| Garoon | 施設予約、掲示板、ポータルが標準 | ワークフローは標準 |
| Google Workspace | カレンダーのリソースで会議室を予約。掲示板にあたる機能は公式サイトで確認できず | ドライブのファイルで承認を依頼できる |
| Microsoft 365 | 会議室のメールボックスで予約。社内SNSのViva Engage | Teamsの承認アプリ |
| LINE WORKS | 設備の予約と掲示板は全プラン | 有料のオプション(2026年7月から) |
メールとWeb会議は、次のとおり。
| サービス | メールとWeb会議 |
|---|---|
| サイボウズ Office | メールは標準。Web会議は機能一覧に無い |
| Garoon | メールは標準。予定からTeamsの会議を作れる |
| Google Workspace | GmailとMeet |
| Microsoft 365 | Exchange OnlineのメールとTeams |
| LINE WORKS | メールはアドバンストのプランだけ。通話と画面共有はフリーで4人60分まで |
※「公式サイトで確認できず」は、公式の機能一覧やヘルプに、その項目にあたる記載が見つからなかったことを示す。
総務の機能を最初からそろえているのは、サイボウズ OfficeとGaroonだ。施設の予約、掲示板、ワークフローが標準で入り、追加の契約なしに使い始められる。
Google WorkspaceとMicrosoft 365は、メールとWeb会議、オフィスの文書まで1つの契約で使えるのが強みである。ただし、Microsoft 365の「Apps for business」はOfficeのアプリとOneDriveだけで、メールやTeamsは入っていない。Businessの各プランには、Teamsが入らない版もある。契約の前に、プランの名前を見ておきたい。
LINE WORKSは、LINEに近い操作で使えるトークが中心だ。2026年7月には有料のオプションとしてワークフローが加わり、金額や部署で決裁の経路を分けられるようになった。このオプションは、スタンダードかアドバンストの契約が前提で、全メンバーが課金の対象になる。
なお、安否確認を標準の機能として一覧に載せている製品は、この5つには無かった。参考に見たdesknet's NEOは、安否確認を機能一覧に載せている。
置き場所と管理の機能を比べる
次に、提供の形とデータの保管場所を並べた。
| サービス | 提供の形 | データの保管場所 |
|---|---|---|
| サイボウズ Office | クラウド。パッケージ版は2026年9月で販売を終えた | 国内(東日本で運用し、西日本に冗長化) |
| Garoon | クラウド、パッケージ版、自治体向けのLGWAN-ASP | 国内(東日本で運用し、西日本に冗長化) |
| Google Workspace | クラウド | 米国、欧州連合、指定なしから選ぶ(Business Starterは対象外) |
| Microsoft 365 | クラウド。Standard以上はデスクトップのOfficeアプリも使える | 日本で作ったテナントのExchange Onlineのメールボックスは国内 |
| LINE WORKS | クラウドだけ(オンプレミス版は無い) | 国内のデータセンター |
続いて、シングルサインオンとアクセス元の制限を並べる。
| サービス | シングルサインオン | アクセス元の制限 |
|---|---|---|
| サイボウズ Office | SAML(標準) | IPアドレスの制限は両コース。端末を絞る「セキュアアクセス」は有料 |
| Garoon | SAML(標準)、SCIM | IPアドレスの制限は標準。セキュアアクセスは有料 |
| Google Workspace | SAML | IPや地域で絞る「コンテキストアウェア アクセス」はEnterprise系などで、Businessの3プランは対象外 |
| Microsoft 365 | SAML(Entra IDで設定) | 場所などで絞る「条件付きアクセス」はBusiness Premium |
| LINE WORKS | SAML、OIDC(IdPにもなれる) | 接続元のIPの制限は有料プランだけ。モバイルのアプリは制限の対象外 |
意外なのは、自社のサーバーに置ける選択肢がほとんど残っていない点だ。
5つの中で今もパッケージ版を売っているのはGaroonだけで、そのGaroonも2027年10月から順に販売を終え、2033年1月末にサポートを終える。サイボウズ Officeのパッケージ版のサポートは、原則2027年9月30日までだ(ライセンスの期限で変わる)。社内のサーバーで使い続けている会社は、移す先と時期を今のうちに決めておきたい。
データの保管場所では、Google Workspaceが選べるのは米国と欧州連合、指定なしの3つで、日本は選べない。社内の規程で国内の保管を求めている会社は、ここを先に確認する必要がある。
また、Microsoft 365の中小企業向けのライセンスでは、監査のログが既定では有効になっていない。公式の手順で有効にしておかないと、後で操作の記録を追えない。導入の初日にやっておきたい設定の1つだ。
料金の決まり方と、試せる期間
料金の金額は扱わず、決まり方と無料で試せる範囲を並べた。
| サービス | 料金の決まり方 | 無料で試せる範囲 |
|---|---|---|
| サイボウズ Office | ユーザー数に応じた月額。2つのコースの違いはカスタムアプリの有無だけ。5ユーザーから、1か月から契約できる | 30日の無料のお試し |
| Garoon | ユーザー数に応じた月額。10ユーザーから、1か月から契約できる。1,001ユーザー以上は問い合わせ | 30日の無料のお試し(終わっても自動で課金されない) |
| Google Workspace | ユーザー数に応じた月額。年間のプランと、いつでも増減できるフレキシブル プラン | 14日の無料試用。Gmailが無い無料のEssentials Starterもある |
| Microsoft 365 | ユーザー数に応じた料金。購入のときに月単位か年単位の契約を選ぶ | 1か月の無料試用 |
| LINE WORKS | フリー、スタンダード、アドバンストの3つ。年額の契約はライセンス数、月額の契約はメンバー数で決まる | フリープランは30人まで。有料プランは30日の無料トライアル |
試用の終わり方には注意したい。
Microsoft 365の試用は、終わると既定では年間の契約に切り替わる。LINE WORKSの年額の契約は、途中で解約しても残りの期間の分が請求される。サイボウズ Officeも、年額払いは途中で減らすことも解約もできない。
人数の下限も製品で違う。サイボウズ Officeは5ユーザー、Garoonは10ユーザーから契約でき、LINE WORKSはサイトから申し込めば最少の人数の条件が無い。部署を限って小さく試すなら、この差も効いてくる。
つまり、使い続けるか迷っている段階では、月単位の契約から始めるほうが身動きを取りやすい。試用の前に、終わった後の扱いを管理者の間で共有しておくとよい。
会社の形から選ぶ
最後に、会社の形ごとに候補を絞る目安をまとめる。
社員が数十人で、予定と施設の予約、申請をまとめて電子化したいなら、サイボウズ Officeが分かりやすい。5ユーザーから契約でき、公式は300ユーザーまでの利用を勧めている。
数百人から数万人の組織で、部署ごとのポータルや細かい権限の設定が要るなら、Garoonが候補になる。予定からTeamsの会議を作れるので、Microsoft 365と組み合わせて使う形もとれる。
メールとオフィスの文書もまとめて替えたいなら、Google WorkspaceかMicrosoft 365だ。どちらも中小企業向けのBusinessのプランは300ユーザーまでで、それより多い組織はEnterpriseのプランになる。
現場の社員がスマホで使うことが多い会社や、社外のLINEのユーザーとやり取りする会社には、LINE WORKSが合う。フリープランで30人まで試せるのも、始めやすい点だ。
自社の申請は、いま紙とメールのどちらで回っているだろうか。今の流れを書き出してから選ぶと、機能の過不足が見えやすい。ビジネスチャットだけを比べたい場合は、ビジネスチャットの比較も参考になる。
よくある質問
グループウェアとビジネスチャットは何が違うか?
ビジネスチャットは、社内の会話をすばやく回すためのツールである。グループウェアは、それに加えて予定や施設の予約、掲示板、申請と承認までを1つにまとめる。LINE WORKSのように、トークを中心にしながら掲示板やカレンダー、設備の予約まで持つ製品もある。
Google WorkspaceやMicrosoft 365を使っていても、別のグループウェアは要るか?
会議室の予約や承認の依頼は、Google Workspaceにも、Microsoft 365にもある。一方、決裁の経路を細かく分ける申請や、部署ごとの掲示板を重く使う会社では、サイボウズの製品を組み合わせることもある。Garoonは予定からTeamsの会議を作れるので、Microsoft 365と並べて使いやすい。
自社のサーバーに置けるグループウェアは残っているか?
この5つでは、Garoonのパッケージ版だけが残っている。ただし、2027年10月から順に販売を終え、2033年1月末でサポートを終える。サイボウズ Officeのパッケージ版は2026年9月で販売を終え、LINE WORKSはオンプレミス版を出していない。参考に見たdesknet's NEOは、クラウド版とパッケージ版の両方を案内している。
出典
- サイボウズ Office 機能一覧
- サイボウズ Office クラウド版 価格
- サイボウズ Office パッケージ版 販売・サポート終了のご案内
- cybozu.com ユーザー管理と認証
- cybozu.com インフラ運用
- Garoon 機能一覧
- Garoon 選べる導入形式
- Garoon 価格
- Garoon ユーザー認証
- Garoon Web会議連携
- Google Workspace 料金プラン
- Google Workspace 管理者ヘルプ「データの保管場所を選択する」
- Google Workspace 管理者ヘルプ「コンテキストアウェア アクセス」
- Google Workspace Essentials Starter
- Microsoft Learn「Office 365 のプラン オプション」
- Microsoft Learn「Microsoft 365 Business Premium のセキュリティの概要」
- Microsoft Learn「監査の有効化と無効化」
- Microsoft Learn「Exchange Online のデータ所在地」
- Microsoft Learn「Microsoft 365 を試用または購入する」
- LINE WORKS 料金プラン
- LINE WORKS「新オプション『LINE WORKSワークフロー』の正式提供を開始」
- LINE WORKS ヘルプ「オンプレミス版の提供」
- LINE WORKS Privacy Center よくある質問
- desknet's NEO 機能一覧
この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。