新機能・アップデートAIにより執筆
1Password、耐量子暗号のパスキーに対応 NISTが標準化した署名方式ML-DSAを採用
パスワード管理の1Passwordは2026年10月20日、量子コンピューターでも解読が難しいとされる署名方式ML-DSAを使うパスキーに対応した。版8.12.44から、ML-DSAに対応したWebサイトで作るパスキーに使われる。今あるパスキーは作り直さなくてよいとしている。
約1,300万から約2万6,000へ。いまのパスキーの署名を破るのに要る量子コンピューターの規模(物理量子ビットの数)の見積もりは、2023年から2026年の研究でここまで下がったと、パスワード管理サービスの1Passwordは説明する。同社は2026年10月20日、パスキーの署名に耐量子暗号の方式「ML-DSA」を使えるようにした。耐量子暗号は、将来の量子コンピューターでも解読が難しいとされる暗号を指す。ML-DSAは、米国立標準技術研究所(NIST)が2024年8月にFIPS 204として標準化した署名方式である。版8.12.44から、ML-DSAに対応したWebサイトでパスキーを作ると、1Passwordはこの方式で鍵を作る。
いまのパスキーは、量子コンピューターで破られるのか
パスキーは、サイトごとに作る鍵の組で本人を確かめる仕組みで、多くは楕円曲線暗号の署名を使っている。1Passwordによると、いま最大の量子コンピューターは6,100物理量子ビットで、すぐに破られる段階ではない。ただ、必要な規模の見積もりはこの3年で大きく下がった。認証の仕組みは一度広まると入れ替えに時間がかかる。1Passwordは今回の対応を、耐量子暗号への移行の一環と位置づけている。
何が使えるようになったのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 署名の方式 | ML-DSA(NISTが2024年8月にFIPS 204として標準化) |
| サイトとの受け渡しの形式 | COSEでのML-DSAの表し方(IETFが2026年5月にRFC 9964として標準化) |
| 対象 | 1Passwordの版8.12.44以降 |
| 作られる条件 | WebサイトがML-DSAに対応している場合だけ |
| サインイン | 対応するすべての環境でできる |
| 例外 | iOS・macOSの標準の自動入力の拡張機能では、ML-DSAのパスキーを作れない |
COSEは、パスキーの仕組み(WebAuthn・CTAP2)がWebサイトへ鍵の情報を渡すときに使う形式である。サイトの側が対応していなければ、1PasswordはML-DSAのパスキーを作らない。発表には、利用者が1Passwordの設定を変える必要があるとの記載はない。
今あるパスキーは作り直すべきか
作り直さなくてよい。1Passwordは、暗号を解読できる量子コンピューターがまだ存在しないため、今あるパスキーは今も安全だとしている。今後は、今あるパスキーを自動で強くしていく方針で、その方法をW3CやFIDO Allianceと一緒に作っている途中だという。具体的な手順と時期は、まだ明らかにしていない。
ほかのパスワード管理サービスとの違い
大全に掲載しているパスワード管理のサービス3件の違いを、掲載データから表にした。
| 項目 | 1Password | Bitwarden | KeePassXC |
|---|---|---|---|
| 料金体系 | 月額・年額(無料トライアルあり) | 月額・年額(無料プランあり) | 無料のOSS |
| 使える端末 | Windows・Mac・Linux・iOS・Android | Web・Windows・Mac・Linux・iOS・Android | Windows・Mac・Linux |
| 2段階認証 | ○ | 公式サイトで確認できず | 公式サイトで確認できず |
| アカウントの自動作成・削除 | ○ | 公式サイトで確認できず | 公式サイトで確認できず |
「公式サイトで確認できず」は、大全が記載を確かめられなかったという意味で、機能が無いとは限らない。耐量子暗号のパスキーについては、今回の発表で確かめた1Passwordのほかは掲載データに記載がない。BitwardenとKeePassXCの対応は、各社のお知らせで確かめたい。3件は比較のページで並べて見られ、認証の機能から探すなら特集「2 段階認証(多要素認証)に対応したサービス」も使える。
試すときと、会社で配るときの確認点
1Passwordは、動作を確かめる方法として、検証用のサイトwebauthn.ioの「Advanced settings」でML-DSAを選び、パスキーを作ってサインインする手順を案内している。
社員に1Passwordを配っている会社は、次の点を見ておきたい。
- 社員の1Passwordが版8.12.44以降に更新されているか
- iPhoneやMacの標準の自動入力から作ったパスキーは、従来の方式のままになる
- 社内のシステムでパスキーを使っているなら、そのシステムがML-DSAに対応する予定があるか(サイトの側が対応しないと、耐量子暗号のパスキーは作れない)
出典
この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。
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