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新機能・アップデートAIにより執筆

Metabase 65、AIのMetabotが既定で結果を読むように

オープンソースのBIツールMetabaseが版65を公開した。AIのMetabotが既定で問い合わせの結果を読み、結果の行をAIの提供会社へ送る場合がある。アクションを作れる人とMCPの認証も変わるため、自社で動かす会社は更新の前に設定を見ておきたい。

Metabaseを自社のサーバーで動かしている会社は、版を上げる前に、管理画面のAIの設定を1つ見ておきたい。

オープンソースのBIツールMetabaseは10月30日(米国時間)、新しい系統の版65を公開した。番号は65.1と65.2の2つある。公開の日程の設定を誤って65.1の直後に65.2を出したもので、中身は同じ。入手するなら65.2を選ぶ。

指標と切り口の組み合わせをAIのエージェントがまとめて調べるResearch modeや、有料のProとEnterpriseで試せるData apps(ベータ版)が加わった。一方で、更新すると既定の動きが変わる所もある。

Metabotが結果の行を読み、AIの提供会社へ送る

影響が最も大きい変更は、AIのアシスタント「Metabot」の既定の動き。版65から、Metabotは既定で問い合わせを実行し、その結果を読む。これまでは、グラフを要約する機能を使うときを除いて、結果を読めない場面が多かった。「注文は何件あるか」と聞かれても、グラフは作れるのに件数そのものは答えられない、という具合である。

結果を読めるようになった分、データの流れは変わる。Metabaseの手引きによると、Metabotは質問した人の権限で問い合わせを実行し、答えるために結果の行をAIの提供会社へ送ることがある。自社の環境では、管理者が管理画面でAIの提供会社を接続すると、AIの機能が動く仕組みだ。

送りたくない場合は、管理画面の「Admin > AI > Metabot settings」で「Allow Metabot to read query results」を切る。切っても、Metabotは問い合わせやグラフを作れる。ただし、結果の値を使った答えは返せない。Slackと、Metabaseを埋め込んだアプリのMetabotは、この設定にかかわらず結果を読まない。環境変数MB_METABOT_QUERY_EXECUTION_ENABLEDを設定すると、画面の切り替えはその値で固定される。

データを書き換える操作と、MCPの認証も変わる

AIのほかにも、管理者が見ておきたい変更がある。

変わる所 版65での動き
アクション データベースのデータを直接書き換える「アクション」は、管理者だけが作れる。行や列の単位の権限を設定された人は実行できない
MCPの認証 MCPの接続口は、ログインのセッションやAPIキーでは認証できない。MCPとREST APIのOAuthのトークンも、範囲ごとに分かれた
MCPのツール ProとEnterpriseでは、グループごとに使えるMCPのツールを選べる
リモート同期 既定で同期するのはLibraryの中だけ。ほかのコレクションの同期を選ぶ画面は無くなった

リモート同期で、Libraryの外のコレクションをすでに同期している場合、設定は当面そのまま動く。ただ、いずれ廃止するとしているため、同期したい中身はLibraryへ移しておくよう案内している。社外向けのアプリにグラフを埋め込んでいる会社は、埋め込みの設定が新しい「Embedding hub」の1か所にまとまった点も覚えておきたい。

Power BIは、Copilotの利用と地域の外での処理を分けて決める

同じBIツールでも、AIにデータを渡す範囲を決める場所は違う。Power BIでは、Fabricの管理ポータルの「Copilot と Azure OpenAI サービス」の設定で、組織でCopilotを使えるかと、使える人を決める。Microsoft Learnによると、Copilotは既定で有効になっていて、組織の準備ができていなければ管理者が無効にできる。Azure OpenAIに送るデータを、容量の地理的な地域の外で処理させるかどうかの設定は別にあり、こちらは既定で無効だ。

Metabaseは、AIの提供会社を自社で選んでつなぎ、結果の行を渡すかを1つの設定で切り替える。Power BIは、Copilotそのものを使うかと、データを地域の外で処理させるかを分けて決める。どちらも、既定のまま使い始めると、AIが社内のデータに触れる範囲が思ったより広くなりうる。置き場所や権限の違いは、BIツール5件を比べた記事で並べている。

更新の前に見ておきたいのは、次の3点である。

  1. AIの提供会社をつないでいるか。つないでいるなら、結果の行を送ってよいか
  2. 管理者のほかに、アクションを作っている人がいないか
  3. MCPの接続に、APIキーやログインのセッションを使っていないか

リリースノートは、版を上げる前にMetabaseのアプリケーションのデータベースの控えを取るよう求めている。

出典

この記事は公式の発表をもとに AI が執筆し、サービス・システム大全 編集部が確認しています。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。