公開 更新 ガイド執筆・監修 佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
画面録画ソフトを比較 Windows・Mac標準と無料3つの使い分け
操作の手順を1本送るだけなら、WindowsとMacの標準機能で足りる。字幕を付けて配るならClipchamp、範囲を選んでGIFにするならShareX、カメラを重ねた長い録画ならOBS Studioが向く。6つを、録れる範囲と音声、長さの上限で比べる。
経費精算の画面で、どのボタンを押せばよいか分からない。同僚にそう聞かれて手順を文章で書き始めると、5行では収まらない。画面を録って送れば、30秒の動画で伝わる。
録画だけなら、ソフトを入れなくてもできる。Windows 11はSnipping Toolで「Windowsキー+Shift+R」を押し、Macは「shift+command+5」でスクリーンショットのツールを開く。別のソフトが要るのは、字幕を付けたいときや、GIFにしてチャットに貼りたいとき、カメラに映した顔を重ねて長く録りたいときだ。
手順書や研修の動画を作る総務と情シスの担当者に向けて、OSの標準機能3つと、大全に載っている無料で使える3件を、録れる範囲と音声、長さの上限で比べた。表と本文は、2026年11月5日時点の各社の公式サイトとヘルプによる。

ソフトを入れずに、どこまで録れるか
| 機能 | 開き方 | 録れる範囲 | 音声 | 保存 |
|---|---|---|---|---|
| Snipping Tool(Windows 11) | 開き方Windowsキー+Shift+R | 録れる範囲画面の一部を四角で選ぶ | 音声手順に記載なし。Clipchampで後から足せる | 保存そのまま保存か、Clipchampで編集 |
| Xbox Game Bar(Windows) | 開き方Windowsキー+Alt+R | 録れる範囲使っているゲームかアプリ | 音声マイクはWindowsキー+Alt+Mで切り替え。PCの音は設定の「すべて」で入る | 保存ビデオの「キャプチャ」にMP4 |
| スクリーンショット(Mac) | 開き方shift+command+5 | 録れる範囲画面全体か選んだ部分。ウインドウはmacOS Tahoe 26から | 音声マイク。PCの音はmacOS 27から | 保存デスクトップにmov |
範囲を選んで録れるのは、Snipping ToolとMacのスクリーンショットだ。手順を1本送るだけなら、この2つで足りる。Snipping Toolで録り終えると、そのまま保存するか、Clipchampで編集するかを選べる。字幕を付けたくなっても、録り直さずに次の段階へ渡せる。
一方、Xbox Game Barはもともとゲームを録るための機能である。公式の手順は、録りたいゲームかアプリに移ってから記録を始める形で、ファイル名にもそのゲームかアプリの名前と日時が入る。使う前に、Windowsの設定でXbox Game Barを有効にしておく。
Macは、OSの版によって録れるものが変わる。選んだウインドウだけを収録できるのはmacOS Tahoe 26以降で、PCの音を一緒に録る「システムオーディオを含める」はmacOS 27 Golden Gate以降だ。それより前の版では、Web会議の相手の声まで録るには別の手段が要るだろう。Apple TVアプリのように、ウインドウを収録できないアプリもある。
録ったあと、どこまで手を入れるか
| サービス | 使えるOS | 録り方 | 無料の範囲 | 向く場面 |
|---|---|---|---|---|
| Clipchamp | 使えるOSWindows 11とMac。ブラウザーで動く | 録り方画面全体かウインドウ、タブ。Webカメラと同時に録れる | 無料の範囲1回30分まで。回数の制限なし。透かしなし | 向く場面字幕を付けて配る説明動画 |
| ShareX | 使えるOSWindows | 録り方選んだ範囲を動画かGIFで。PCの音とマイク、カメラも重ねられる | 無料の範囲オープンソースで無料 | 向く場面操作の一部をチャットに貼る |
| OBS Studio | 使えるOSWindows 10と11、macOS 13以降、Linux | 録り方画面とカメラ、音声をシーンに組んで録る。配信もできる | 無料の範囲オープンソースで無料 | 向く場面カメラを重ねた研修の録画 |
では、ソフトを入れると何が変わるのか。3件とも無料で使えるので、差が出るのは録ったあとの手間だ。
Clipchampは、Microsoftの動画編集ツールである。画面とWebカメラの録画は1回30分までで、それより長く録るなら複数に分けて録るよう公式サイトが案内している。録画の本数に制限はなく、透かしも付かない。使い始めるにはアカウントの登録が要る。Windows 11なら、Snipping Toolで録ってClipchampで字幕を付ける流れが組める。
ShareXは、Windows向けの画面キャプチャのソフトだ。2026年10月20日の版22.0.0でFFmpegに頼らない録画を標準にし、11月2日の22.1.0ではGIFの録画もFFmpegなしでできるようになった。撮ったものをそのまま共有までつなげる作りで、短い操作を切り取ってチャットに貼る使い方に合う。ただし、22.0.0は大部分を作り直した版で、開発者自身が「いつもの版より安定しない」と見込んでいる。
OBS Studioは、配信と録画のためのソフトである。画面やカメラ、音声をシーンとして組み、切り替えながら録る。音声ミキサーにはノイズ抑制などのフィルタがあり、録画の開始と停止はホットキーにも割り当てられる。そのぶん、最初にシーンとソースを組む手間がかかり、手順を1本送るだけなら大きすぎるツールだ。1時間の研修を、話す人の顔を隅に重ねて録るような場面で生きる。
会社の端末に入れる前に
録画の中身は、選んだ範囲にあるものがそのまま映る。通知のポップアップや、顧客の名前が並ぶ別のウインドウも例外ではない。範囲を選べるツールなら、録る範囲を要る所だけに絞ると、映り込みを減らせる。
また、ツールごとに、入れる前に見ておきたい点もある。
- ShareXには、撮った画像や動画を外部のサービスへアップロードする機能がある。社員の端末に配るなら、送り先の設定を先に決めておきたい。版22で変わった点はShareX 22.0.0のニュースで読める
- OBS Studioは、版33.0.0でプラグインの読み込みを作り直した。34.0では、WindowsのProgram Filesに置いたプラグインが読み込まれなくなる。プラグインを使う部署はOBS Studio 33.0.0のニュースで場所を確かめておく
- Clipchampは、アカウントで使うツールだ。会社のアカウントで使うか個人のアカウントで使うかを、配る前に決めておく
用途から選ぶ
- 手順を1本送るなら、Snipping Tool(Windows 11)かMacのスクリーンショット
- 字幕を付けて社内に配るなら、Clipchamp。30分を超える研修は分けて録る
- 操作の一部をGIFにしてチャットに貼るなら、ShareX
- 顔を重ねて長く録る、配信もするなら、OBS Studio
3件の掲載は比べるページで並べて見られる。ほかの画面キャプチャのソフトは、画面をキャプチャ・録画したいときの一覧にある。
冒頭の経費精算の質問なら、Snipping Toolで30秒録って送れば済む。字幕や編集を考えるのは、同じ質問が3回届いてからでも遅くない。
出典
この記事は、公式の発表をもとに、人が監修しながらAIを活用して執筆しています。執筆と監修は佐々木 航(株式会社Game)が担い、公開した記事も人が確認しています。記事の中身の責任は編集部が負います。誤りに気づいたときは 訂正の窓口 からお知らせください。直したときは、記事の末尾に更新の行を残します。